2023年9月27日(水)から3日間、第4回目となる「ライフスタイルWeek【関西】」が開催されました。本稿は「キッズケータイ用カバー」を始め、ペット用品やアウトドア用品などを出展した「株式会社Thursday」様へのインタビュー記事です。
今回、初出展となる同社に「展示会に向けて工夫したこと」や「出展で得られた成果」などについてお聞きしました。
予想外!「キッズケータイ用カバー」の反響◎!
Q.谷口様、本日はご出展ありがとうございます。
早速ですが、今回の出展に関してのお立場と役割について教えてください。
A.本日はよろしくお願いします。私は、スマホケース等の製造・販売を手がける「株式会社Thursday」の代表取締役を務めています。今回は、ライフスタイルWeek関西に出展する商品の選定のほか、お客様との商談や接客指導などを担当しました。
Q.今回の展示会では、どんな商品を展示したのですか?
A.ライフスタイルWeek関西には、さまざまなニーズをもったバイヤーさんがいらっしゃるので、普段から取り扱っている「スマホケース」以外にも、多様なジャンルの商材を仕込みました。
具体的には、ペット商品、お子様向け商品、アウトドア商品などです。トレンドに合った商品を、じっくりと時間をかけて選定したうえで、当日を迎えました。
Q.十分に吟味されたんですね。バイヤーさんの反応はいかがでしたか?
A.当初は「ペット商品」が売れそうだと予想していました。ECサイト上でテストマーケティングしたところ「ペット商品」の反応がすごく良かったからです。
しかし、いざ展示会に参加してみると、全く違う反応でした。一番、バイヤーさんが興味を示したのは「キッズ商品」でした。予想外の展開でしたね。
Q.面白いですね。どんな「キッズ商品」が人気だったんですか?
A.一番反応が良かったのは「キッズケータイ用のカバー」です。昨今では、防犯のために、GPS機能付きのキッズケータイをお子さんに持たせる親御さんが増えています。そのキッズケータイのためのカバーを展示したところ、大きな反響が得られました。
Q.なぜ、キッズケータイ用のカバーの反応が良かったのでしょうか。
A.キッズケータイの需要が増えているものの、キッズケータイ用のカバーそのものは、ドコモ・AU・ソフトバンクの3キャリアから、限られたデザインしか販売されていないからだと思います。入学シーズンになると、全国的にキッズケータイが売れるのですが、実は、カバーは供給不足なんですよね。
そういった背景から、バイヤーさんにも「需要があるだろう」と思っていただけたのかもしれません。「3~4年使うことを想定したら、ケースの入れ替えがあるよね。だから、カバーもきっと売れるよね」と。
「100社以上のバイヤーさんと名刺交換できました」
Q.成果はいかがでしたか。率直に教えていただけると嬉しいです。
A.非常に多くのバイヤーさんが、私たちのブースを訪れてくださいました。ブースに立ち寄っていただいた方には、必ず会社案内をお渡ししているのですが、恐らく「300部」は渡していると思います。割と濃い話ができたバイヤーさんには、名刺もお渡ししているのですが「100社以上」のバイヤーさんと名刺交換できました。既に現時点で、5社のお客様とは、具体的な話が進みそうです。
Q.素晴らしい成果ですね。具体的には、どんな業種・業態のバイヤーさんと出会えましたか。
A.大手の有名企業のバイヤーさんと接点を持つことができました。また、大企業と長年取引をしている問屋さんが、今扱っている商材とは、異なる切り口の商品を探しているとのことでお声がけくださいました。たくさんの量販店さん、問屋さんとつながれて良かったです。
Q.それは何よりです。今回、数ある展示会のなかで、ライフスタイルWeek関西を選んだ「決め手」は何だったのでしょうか。
A.弊社が大阪の企業なので、関西圏の展示会に出展した方が、具体的な話を進めていきやすいだろうという期待があったことです。実際、来場するバイヤーさんは、関西近郊の方が多いので、共通の取引先のつながりがあったりで、話が盛り上がったりもしました。展示会後も、会社に訪問しやすいですし。関西展を選んで、本当によかったなと思っています。
展示する商品の選定基準:「一点突破できる商品か?」
Q.たくさんのバイヤーさんと接点を持つために、工夫したことはありますか。
A.「商品選定」には、かなり注力しました。数百社の企業が一堂に会する場であり、競合も多いからです。とりわけ「意外性」のある商品を展示するのが大事だと思います。
何かしら、ハッとするような新奇性がないと、新たなビジネスは生まれないと思っています。そのため、圧倒的な商品力があり「一点突破」できるような商品を仕込むことを心がけました。
Q.一点突破、とても重要な視点ですね。その他大勢に埋もれず、キラリと輝く商品を仕入れるということですね。ほかにも、力を入れたことはありますか。
A.今回の展示に参加してくれたメンバーは普段、事務作業や出荷作業を担当しているのですが、こういった商談の場を経験したことがない子が多く「うまく接客できる自信がない」と不安がっていました。そのため「商品の魅力」の伝え方をレクチャーする研修を実施しました。
Q.素晴らしいです。とても用意周到ですね。
A.ありがとうございます。事前の研修では、展示会の様子を伝えつつ「自分たちの商品の魅力をどうやって言語化したらいいのか」をレクチャーしました。皆、最初は不安がっていたのですが、自信がついたようで、展示会当日は、接客を楽しんでいる様子も見られました。
Q.ありがとうございます。最後に一言、初出展の感想をお願いできますでしょうか。
A.ライフスタイルWeek関西には、普段、接点がない業界の方々が大勢いらっしゃいました。有益なアドバイスをいただく機会もあり、とても勉強になりました。販路は一つや二つではなく、もっとさまざまなところにあるということがわかりました。参加することそのものに、計り知れない価値があるなと感じています。
-取材にご協力くださり、誠にありがとうございました!
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