2023年4月5日（水）から3日間、第6回目となる「ライフスタイルWeek 春」が東京ビッグサイトで開催されました。この記事では、コロナ前より継続的に出展している「紅石 株式会社」様への独占インタビューを公開しています。
「出展で成果が得られるのか？」「バイヤーを惹きつける極意とは？」など、ざっくばらんにお聞きしています。展示会への出展を検討している方は必見です！
INDEX 「Made in Japan のデニムテント」でアメリカ・中国企業から引き合いが！
Q.高宗様、今回もご出展、どうもありがとうございます！
まずは「ライフスタイルWeek 春」の出展に関するお立場を教えてください。
A.いつもお世話になっています。本日はよろしくお願いします。
今回の展示会では「総責任者」を務めました。どんな商品を、どのように展示して、バイヤーさんを惹きつけるのか――それを考えるのが私の役割です。
出展の方針から、コンセプト決め、実際の設営まで、一気通貫で担当しました。
Q.「総合プロデュース」のようなお立場ですね。今回の展示会では、何を出展したのですか？
A.出展のコンセプトを「アウトドア」にしました。そのため、テント・グリルといったアウトドア用品を中心に展示しました。
目玉は「デニムテント」です。デニムの聖地・児島のデニム生地に、撥水加工を加えた、世界で一つのオリジナル商品です。一般的なテントは、ナイロンやポリエステルなどの素材が一般的ですから、とてもユニークだと思います。
Q.デニムというと水濡れしそうなイメージがありますが、そこは、特殊加工によって突破したんですね。
A.はい、そうです。撥水加工によって、雨に濡れても染みないテントになりました。この撥水加工は、デニムメーカーとして世界的にも有名な「貝原デニム」さんにご協力いただいた賜物です。
また、意外と知られていないことなのですが、デニムはUVカット率が「95％以上」の素材です。「アウトドアを楽しみたいが、紫外線が気になる」という方も多いですから、非常に可能性にあふれた素材だと思いますね。
Q.「デニム×キャンプ」、素晴らしい着眼点ですね。実際に出展してみて、成果や手ごたえはいかがでしたか？
A.出展して2日目ですが、既に手ごたえを感じています。アメリカのシカゴにある企業さんや、中国で富裕層向けのアウトドア商品を販売している企業さんなどが、デニムテントに興味を示してくださいました。
当社は普段、海外商品の輸入・販売をしています。これからはオリジナリティのあるアウトドアグッズを「Made in Japan」ブランドとして海外展開するのが夢なんです。なので、幸先のよいスタートが切れましたね。
「ライフスタイルWeek」は大きな取引に繋がる意欲的なバイヤーが多い
Q.御社は「ライフスタイルWeek」の前にも、さまざまな展示会への出展実績があるとお聞きしていますが。
A.アウトドア商品以外にも、インテリアやガーデニング用品などを取り扱うなかで「全国規模の販売網を作りたい」という想いがあります。それを達成する手段として、15～16年くらい出展し続けています。
Q.販路拡大のために、展示会を活用しているんですね。「ライフスタイルWeek」については、どんなところに魅力を感じますか？
A.ほかの展示会では「展示会限りのお付き合い」になってしまうバイヤーさんが多かったです。展示会でせっかく名刺交換できたのに、半年や1年くらい経つと、問い合わせがなくなる。それが長年の“大きな悩み”でした。
でも、御社の展示会で、その悩みは解消されました。半年～1年、2年と、長いお付き合いをするなかで、大きなビジネスに発展することが何度もあります。それが、弊社の売上につながっています。来場されるバイヤーさんの質が素晴らしいと、常々感じます。
Q.「ライフスタイルWeek」では、どんなバイヤーさんと出会えるのでしょうか？
A.モノへのこだわりが強く、意欲的なバイヤーさんが多いですね。経営の本質を考えて、計画的に仕入れをしている方が多い印象です。
Q.「ライフスタイルWeek」に、継続的にご出展している理由がありましたら、ぜひ教えてください。
A.やはり、来場されるバイヤーさんの質が、他の展示会よりも、飛びぬけて良いことです。短期的な仕入れではなく、長期的な計画で仕入れをしているお客様が多い印象です。
また、私たちが日頃行っている営業活動では、決して出会えないような「異業種のお客さま」と交流できるのも、大きなメリットです。新規獲得の場として、御社の展示会は“圧倒的”だと感じています。通常の営業では、まかなえないくらいの方々とお会いできています。
普段接点のない大手異業種バイヤーとの思いがけない出会いも
Q.実際、今回の出展で、“意外な出会い”はありましたか？
A.ちょうど昨日、出会ったのが、業界大手のセキュリティソフトの会社さんです。IT企業ですが、アウトドア事業への進出に興味があるそうで。デニムテントが珍しいため、おもしろがってくださいました。その場で「アウトドア事業の立ち上げにデニムテント、いいかもしれない」といった話にもなり。弊社のコンセプトにも共感いただけたので、とても嬉しかったです。
Q.なるほど、それはとても嬉しいことですね。ちなみに、ブースを出展する際には、どんなことを意識していますか？ バイヤーさんを惹きつける極意がありましたら、ぜひ教えてください！
A.展示会では「コンセプトを一つに絞り込む」のが、いちばん大事だと思います。弊社ではさまざまな商品を取り扱っていますが、だからといって「これがいいです」「あれもおすすめです」と、風呂敷を広げてしまうと、何が伝えたいのかわからなくなってしまいます。
今回は「アウトドア」をコンセプトに、自然のなかでアウトドアを楽しめるような雰囲気のブース作りを心がけました。実際に、お客さんがテントの中に入ったりして、楽しい場が作れたのではないかと思います。
Q.最後に、展示会への出展を検討している方に向けて、メッセージをお願いします。
A.弊社は、コロナ前から出展していますが、その時の出会いがなかったら、今の会社がどうなっていたかわかりません。実際、それくらいの成果が出せています。だから、迷わず参加してみてほしいと思います。展示会が活性化することは、私たちにとっても、喜ばしいことです。
－インタビューにご協力くださり、誠にありがとうございました！
編集後記:
紅石様とは5年前にご出展いただいた時から営業担当としてお付き合いさせていただいており、毎年展示会からご成果に繋げられてます。
今回はアウトドアというテーマ一本で思い切った構成でブースを作られて、製品・装飾・スタッフの服装に至るまで統一しており、いつも以上に魅力的なブースでした。
デニムテントもぎりぎりまでこだわり作成されて、展示の数日前に出来上がったとお電話でご報告を受けて私自身楽しみにしていましたが、狙い通り来場者を惹きつける目玉となったとのことで嬉しく思いました。
＼ ライフスタイルWeekは年3回開催 ／
＼ 出展にご興味のある方 ／
