コア睡眠とは?
主な役割から質を向上させる方法、
睡眠ビジネス参入まで徹底解説

近年、自身の睡眠状態を簡単に計測できるスマートウォッチなどをはじめとするスリープテックの普及によって質の高い睡眠への関心が高まっており、睡眠の質に着目した「コア睡眠」という言葉を耳にする機会が増えてきました。

本記事では、コア睡眠の特徴からコア睡眠を十分に確保するための方法まで詳しく解説します。

睡眠ビジネスへの参入を検討している企業向けの展示会も紹介するため、睡眠の質を高めて日中のパフォーマンスを向上させたい方はもちろん、市場拡大に伴って睡眠ビジネスへの新規参入・販路拡大を検討している企業の方はぜひ参考にしてください。

 コア睡眠とは

コア睡眠とは

「コア睡眠」とは睡眠段階のひとつです。睡眠段階は大きく「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」に分けられ、コア睡眠はノンレム睡眠のなかでも浅い状態を指します。

全睡眠時間の約45~55%を占めるとされているコア睡眠は体も脳も休息して心身ともに深くリラックスできる状態といわれており、6~8時間続く連続した睡眠中に発生することが特徴です。

なお、コア睡眠には様々な定義がありノンレム睡眠のステージ3と4に相当する深い睡眠状態を指すケースもあります。

コア睡眠というワードはApple Watchの睡眠トラッカーでも使われており、Apple Watchではノンレム睡眠のなかで「軽い睡眠」とされるステージ1(N1)とステージ2(N2)がコア睡眠に分類されます。

ノンレム睡眠とレム睡眠の違い

睡眠は大きく「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の2つの段階に分けられ、さらにノンレム睡眠はステージ1~4の4段階に分類されます。これらの睡眠段階は約90分周期で繰り返され、一晩に4~6回程度のサイクルが発生します。

就寝直後はノンレム睡眠の割合が多く、朝方に向かうにつれてレム睡眠の割合が増加していきます。

各睡眠段階の特徴は以下のとおりです。

ノンレム睡眠 ステージ1(N1)

眠りが浅い段階で入眠直後に訪れる睡眠。脳の活動が低下しはじめて覚醒しやすい状態であり通常は数分しか続かない。

ノンレム睡眠 ステージ2(N2)

ステージ1よりも深く、脳波がゆっくりになり眼球運動が停止する段階の睡眠。体の動きがさらに減少し心拍数や呼吸数も低下する。外部からの刺激に反応しにくくなり睡眠が深まっていく段階。

ノンレム睡眠 ステージ3(N3)

深い睡眠段階で、脳波はデルタ波と呼ばれるゆっくりとした波形になる。心拍数や呼吸数はもっとも遅くなり筋肉の緊張も低下する。成長ホルモンの分泌や体の修復などが行われる重要な段階。

ノンレム睡眠 ステージ4(N4)

もっとも深い睡眠段階でステージ3と同様に脳波はデルタ波を示す。外部からの刺激にほとんど反応せず目覚めにくい状態。

レム睡眠

脳の活動が活発になり急速な眼球運動が見られる段階の睡眠。体は弛緩し筋肉はほとんど動かない。鮮明な夢を見るのは主にこのレム睡眠中。

 コア睡眠の理想的な時間の割合

コア睡眠の理想的な時間の割合

コア睡眠の理想的な時間割合は、睡眠時間全体の約45~55%とされています。成人が推奨される睡眠時間は6~8時間であるため、コア睡眠はそのうち約2~4時間程度が目安です。

コア睡眠の時間が適切に確保されることで深い睡眠やレム睡眠の段階へスムーズに移行でき、睡眠全体の質が向上します。睡眠サイクル全体のバランスが整うと、より効率的な休息につながります。

 質の高い睡眠の役割と重要性

質の高い睡眠の役割と重要性

質の高い睡眠がとれると、心身の回復・成長ホルモンの分泌・記憶の定着など様々なメリットが期待できます。

以下ではコア睡眠の具体的な役割を詳しく解説します。

心身の回復

質の高い睡眠をとると心拍数・呼吸数が低下して筋肉がリラックスした状態になり、身体的な疲労回復が促進されます。また、生活リズムが整いホルモンバランスも安定しやすくなるため、メタボリックシンドロームや高血圧など生活習慣病の予防にもつながります。

さらに、ストレスホルモンの分泌が抑制されて精神的なストレスを軽減する効果も期待できます。

成長ホルモンの分泌

成長ホルモンは、細胞の修復・再生や新陳代謝の促進に重要な役割をもつ要素です。成長ホルモンは主に睡眠中に活発に分泌されるため、成長ホルモン生成の面でも質の高い睡眠をとることが重要です。

成長ホルモンの分泌が促進されることで、疲労回復・体の成長・免疫力強化などの効果が期待できます。

記憶の定着

日中に得た情報や経験は睡眠中に整理され、長期記憶として脳に保存されます。そのため、記憶を定着させるには睡眠(特にノンレム睡眠)時間をしっかり確保することが大切です。睡眠中に記憶が整理されると学習効率や日中のパフォーマンス向上につながります。

新しいスキルの習得

質の高い睡眠は、楽器の演奏や自転車の運転など新しいスキルの習得にも効果を発揮します。新しいスキルを習得するためには脳内で神経回路が再編成される必要があり、このプロセスは睡眠中に活発に行われます。

新しい技術の習得には、練習だけでなく良質な睡眠の確保がポイントです。

 睡眠の質を向上させるための生活習慣

睡眠の質を向上させるための生活習慣

質の高い睡眠を十分確保するためには、睡眠環境と生活習慣を整えることが重要です。以下では睡眠の質を高めるために意識したい生活習慣を紹介します。

起床・就寝時間を一定にする

毎日同じ時間に起床・就寝することで体内時計が整い、質の高い睡眠をとりやすくなります。

一方、体内時計が乱れると睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌が不安定になり、寝つきが悪くなったり睡眠が浅くなったりする可能性があります。

例えば、休日も平日と同じ時間に起床する習慣をつければ体内時計のリズムを維持しやすくなるでしょう。また、起床後に朝日を浴びると体内時計がリセットされるため、夜に自然と眠くなるリズムを作れます。

就寝前にリラックスする

寝る前にリラックスする時間を設けて心身を落ち着かせると、睡眠の質を向上させる効果があります。

例えば、以下のような方法が効果的です。

 ●  ぬるめのお風呂に入る
 ●  深呼吸や軽いストレッチをする
 ●  アロマを取り入れる など

また、就寝前はスマートフォンやパソコンなどブルーライトを発する電子機器の使用は控え、読書や瞑想を行うことで自然と眠りにつきやすくなります。

日中に適度な運動をする

日中にウォーキングや筋トレなどの運動をすると体温が上がり、その後に体温が下がるタイミングで眠気を感じやすくなります。また、運動はストレス解消にも効果的でストレスが軽減されると睡眠の質も高まります。

ただし、寝る直前の激しい運動は交感神経を活性化させ、かえって寝つきを悪くする可能性があります。そのため、就寝2〜3時間前までには運動を終えるようにし、寝る前に体を動かす場合はヨガやストレッチなど軽い運動程度で留めましょう。

バランスの取れた食事を心がける

バランスの取れた食事は健康的な睡眠を促進する上でとても重要です。

特に、トリプトファン・マグネシウム・カルシウム・ビタミンB6などの栄養素を多く含む食品は睡眠の質を向上させるといわれています。これらの栄養素は睡眠ホルモンであるメラトニンの生成を助ける働きがあります。

ただし、就寝前の食事は睡眠の質を低下させる可能性があるため夕食は就寝3時間前までに済ませましょう。

カフェインやアルコールの摂取を控える

カフェインやアルコールは、コア睡眠に悪影響を及ぼす可能性があります。カフェインは覚醒作用が強く摂取後6時間以上体内に残るため、夕方以降はコーヒーや緑茶などカフェイン飲料の摂取を控えるのが望ましいでしょう。

また、アルコールは一時的に眠気を誘うものの睡眠後半の質を低下させることが分かっています。深い睡眠の割合が減少し夜中に目覚めやすくなるため、寝る前の飲酒は控えましょう。

快眠グッズフェア

※快眠グッズフェアはライフスタイルWeekの構成展です。

ライフスタイル Week


 質の高い睡眠を妨げる要因と対策

質の高い睡眠を妨げる要因と対策

睡眠の質を妨げる要因としては以下のようなものが考えられます。

 ●  ストレスや不安
 ●  スマートフォン・パソコンなどのブルーライト
 ●  騒音・光・気温などの寝室環境

それぞれの対策も含めて詳しく解説します。

ストレスや不安

ストレスや不安が強いと、自律神経が興奮してなかなか寝つけなかったり途中で目が覚めたりする原因になります。特に考えごとが多いと脳が活発な状態のままとなり、質の高い睡眠時間が短縮される傾向があります。

対策としては、就寝前に深呼吸をしたり日記を書いて気持ちを整理したりする方法が効果的です。また、ストレスを感じた時は軽い運動や趣味の時間を持つことで心の緊張をほぐせます。

スマートフォン・パソコンなどのブルーライト

スマートフォンやパソコンなどの電子機器が発するブルーライトは、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌を抑制して寝つきを悪くする原因になります。就寝直前にブルーライトを浴びると脳が覚醒状態になるため、ベッドでの使用は控えましょう。

対策としては、ブルーライトカット機能を活用するのがおすすめです。また、電子機器の使用は寝る1時間前を目安に控えるとスムーズな入眠につながります。

スマートフォンの代わりに紙の本を読んだり静かな音楽を聴いたりするなどリラックスできる環境に切り替えられるよう意識しましょう。

騒音・光・気温などの寝室環境

寝室の環境は睡眠の質に大きく影響します。

外の騒音や光が睡眠を妨げる場合は耳栓や遮光カーテンを活用すると静かで暗い環境を作れるでしょう。室温も適切でないと寝苦しくなるため、快適な温度(夏季は26℃前後・冬季は20℃前後)を保つことが重要です。

また、快適な寝具など睡眠の質を向上させるグッズ・サービスを活用して自分に合った環境を整えることも質の高い睡眠の確保につながります。

 快眠・睡眠の質向上のためのグッズ・サービス

快眠・睡眠の質向上のためのグッズ・サービス

快眠・睡眠の質を向上するためのグッズ・サービスとしては例えば以下のようなものが挙げられます。

 ●  ウェアラブルデバイス(Apple Watchなど)
 ●  スマート照明
 ●  スマートベッド
 ●  リカバリーウェア
 ●  睡眠を管理するアプリ

近年、睡眠テクノロジーの進化によって睡眠を科学的に分析・サポートする製品やサービスが増えています。

上記に挙げたウェアラブルデバイスやアプリなどの「スリープテック」は睡眠パターンを可視化できる機能を持つため、睡眠の質向上に寄与します。また、照明や寝具などのテクノロジー活用製品は体内時計の調整や理想的な寝姿勢維持をサポートし質の高いコア睡眠へと導く効果を期待できます。

これらを組み合わせることによって自身に最適な睡眠環境を構築することが可能です。

睡眠の質を向上させるグッズ・サービス「スリープテック」についてより詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

 睡眠市場への参入・販路拡大は
「ヘルス&ビューティグッズEXPO 快眠グッズフェア」への参加がおすすめ

睡眠市場への参入・販路拡大は
「ヘルス&ビューティグッズEXPO
快眠グッズフェア」への参加がおすすめ

睡眠は様々な日常活動に影響を及ぼすため、近年は睡眠の質向上に関する分野が大きく注目を集めています。また、睡眠市場の拡大に伴い睡眠の質を高める「快眠グッズ・サービス」を取り扱う企業も増加しています。

睡眠市場への参入・販路拡大を検討している場合は、ぜひ「ヘルス&ビューティグッズEXPO」へご来場ください。「ヘルス&ビューティグッズEXPO」は、健康と美容に関する最新の情報・商品が集まるBtoBの総合展示会です。

会場では多くの企業が出展し、最新の快眠グッズ・美容雑貨・ボディケア・健康食品・フィットネス用品など健康と美容をテーマにした様々な商品・サービスが紹介されます。

本展示会は、約1,100社が出展し約5万名のバイヤーが来場を予定する「ライフスタイルWeek」の構成展示会のひとつで、大規模なビジネスイベントです。

そのなかでも「快眠グッズフェア」エリアは市場拡大によって特に注目されている展示会で、質の高い睡眠をサポートする様々な商品・サービスが展示されます。

本展は2025年7月に東京・9月に大阪で開催され、日本全国へ向けて認知拡大・売り込みができます。快眠グッズ・サービスへのビジネス参入で新たな販路創出を目指す企業のリード獲得・受注につながる絶好の機会です。

来場登録をすれば無料で入場可能で、快眠グッズの製造・販売に関する情報収集に活用できます。また、快眠グッズやサービスの製造販売・OEMの受注を既に行う企業様は出展側としても参加いただけます。

睡眠市場への参入・販路拡大を検討している場合は自社製品アピール・新規リードの創出・受注の機会として、ぜひ「ヘルス&ビューティグッズEXPO 快眠グッズフェア」をご活用ください。

 コア睡眠をしっかり確保して健康的な生活を送ろう

コア睡眠をしっかり確保して健康的な生活を送ろう

コア睡眠は、日中のパフォーマンス向上や心身の健康維持に欠かせない重要な睡眠段階です。コア睡眠中は心身ともにリラックスした状態になり、成長ホルモンの分泌や記憶・スキルの定着が促進されます。

質の高い睡眠を十分に確保するためには睡眠時間・睡眠環境・生活習慣など様々な要素に気を配ることが大切です。

睡眠市場への新規参入・販路拡大を検討している場合は「ヘルス&ビューティグッズEXPO快眠グッズフェア」への参加がおすすめです。無料で入場でき、BtoBの専門展として多くのバイヤーが集まるため、新規のリード獲得や受注機会が広がります。

睡眠市場への参入・販路拡大を検討している場合は、ぜひ1度「ヘルス&ビューティグッズEXPO」の「快眠グッズフェア」エリアに足を運んでみてください。

快眠グッズフェア

※快眠グッズフェアはライフスタイルWeekの構成展です。

ライフスタイル Week


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