～本講演の魅力～

誰もが低予算でオンライン接客・販売が可能となった昨今、店舗の販売員はもちろん、経営者や内勤の社員も、自社商品の魅力をオンラインで届ける必要性が高まった。どのような視点で商品を選び、発信していけばお客さまの「欲しい」を引き出すことができるのか。本講演では、SNSの撮影・投稿・ファン化のメソッドから、発信する上で大切なマインドまで、網羅的に紹介する。

～艸谷氏 略歴～

アパレル販売員を経て、2018年にvisual creative company の株式会社gramsを起業。現在は、百貨店やブランドがお客様とコミュニケーションをとるためのクリエイティブの企画や制作、企業向けInstagram研修の実施、SNSでの販売に特化したスタッフの育成など、世界観の構築から販売までの設計・アドバイスを行なっている。著書2冊。中国語繁体字版も台湾・香港に展開。『「こだわり」が収入になる！インスタグラムの新しい発信メソッド』 は現在2万部を超えている。

インタビュアー：
まずは起業前のご略歴を、簡単にご紹介ください。

艸谷氏：
アパレルの販売員をやっていました。もともとファッションが大好きで。大学時代、地元大阪にあるアーバンリサーチの路面店に入ったとき「こんな素敵な空間で、大好きなお洋服をお客様に販売できたら、どんなに幸せだろう」と感じました。アルバイト募集をしていたので、即挑戦。3年間続けました。
卒業後もアパレル企業に就職し、販売員として働いて、とにかく仕事が楽しかったです。実は入社して3か月で月間の全社No.1の個人売上を獲得して。今思うと、あの頃から実践→振り返り→再び実践という循環が自分の中にあり、それはSNSのフォロワーを増やすことに近い感覚だったかもしれないですね。

インタビュアー：
2018年にSNSコンサルタント会社「grams」を創業された経緯をお聞かせください。

艸谷氏：
正直、まさか自分が起業するとは思っていませんでした。ただ、アパレル企業を退職後、一時期だけ専業主婦をやっていたのですが、時間とエネルギーを持て余してしまって(笑) そんなとき、テレビで偶然「インスタグラマー特集」を見て、「これだ！」と感じ、実験的に始めてみたんです。その頃の私のアカウントはフォロワー150人。目標を「1年間でフォロワー1万人、月収20万円」と掲げて挑戦しました。投稿しては検証を重ね、検証しては次に活かして、、、結果的に10か月で目標を達成できたんです。
これを体系立ててメソッドとして形にすれば、法人様を相手にビジネススキルとしてお伝えできるなと考え、自分の可能性に賭けてみたくなり、起業しました。

インタビュアー：
これまで、若者だけでなく40～50代にも講座を多数実施され、SNS人材をたくさん輩出したと伺います。
大人世代がインスタグラムと上手く付き合うコツは？

艸谷氏：
まず大前提として、「個人」と「ビジネス」を切り離して考えていただきたいですね。大人世代の方は、ちょうどFacebook世代にあたるのか「SNS＝実名で、私生活を発信するもの」という印象をお持ちの方が多いようです。インスタグラムはビジネスのツールで、届けたい情報を相手に伝えるための手段、そして武器です。私の講演を経てマインドセットが変わり、SNSを前向きに取り入れる方をたくさん見届けてきました。

インタビュアー：
今回の講演を、どのような方々に聴いていただきたいでしょうか。

艸谷氏：
まずは小売業やメーカーで、オンライン販売を実施中、あるいは前向きに検討中の方々です。最近は、販売員の方だけでなく、内勤の皆さんも総動員で、組織で一丸となってオンライン販売やSNS発信をされる企業が非常に多いですね。現場のスタッフ様や、スタッフ様にレクチャーをされる立場の方々にも、講演にお越しいただきたいです。商品の選び方、撮影法、発信パターン、「欲しい」を喚起する投稿スキルなどをお伝えしたいなと思います。
また、SNSに苦手意識を持っていらっしゃる方にも是非！と思います。というのも、私の講演ではスキルに加えて、「なぜSNSをやった方が良いか」、「SNSをやると自分にメリットがあるよ」といったマインドの部分もお伝えしています。受講者の皆さまが、新しい価値観を見つけるきっかけになったら、嬉しいですね。

インタビュアー：
講演に向けて、意気込みをお願いします。

艸谷氏：
有名ブランドを背負った方々が登壇される舞台に自分が立てることに、心から感謝しています。だからこそ、受講者の皆さまには、講演のその日に、何か一つでも知識やスキルを持って帰っていただきたいと強く思います。
実は私、もともとは機械音痴でした(笑) SNSも、全くの初心者から初めて、フォロワー伸び悩みの苦しい時期も経験しています。そんな私だからこそお伝えできるメソッドや、困りポイントの解消術があると思います。受講者の皆さまが、SNSを武器にますます輝けるような、そんな講演にしたいですね。精一杯、お届けいたします。

インタビュアー：
ありがとうございました！

「SNSを武器にますます輝く方が増えれば」と意気込みを語る艸谷氏。優しい語り口ながらも、強い想いが伝わってくる。