痛バッグとは?
基本知識から作り方、最新トレンドまで詳しく解説
推し活文化が広がる現代において、ファンが推しへの愛情を表現する方法は多様化しています。なかでも人気を集めているアイテムのひとつが「痛バッグ」です。
痛バッグは単なるファッションアイテムにとどまらず、ファン同士が交流するためのコミュニケーションツールとしても定着しました。
本記事では、痛バッグの基本的な知識や作り方、2025年に注目される最新トレンドなどを詳しく解説します。自分だけのオリジナル痛バッグを作りたい方や痛バッグをはじめとした推し活市場の動きを知りたい方はぜひ参考にしてください。
「痛バッグ」とは?
「痛バッグ」とは?
痛バッグ(痛バ)とは、アニメ・アイドル・ゲームなどの「推しキャラクター」やアーティストのグッズを大量に装飾したバッグのことです。缶バッジやキーホルダーを活用し、推しへの愛をダイレクトに表現します。
「痛い」という表現は自虐的な意味合いや同じく車に派手な装飾を施す「痛車」文化から生まれました。現在では、推し活の定番アイテムとして広く受け入れられています。
特に痛バッグは女性人気が高く、近年では100円ショップでも痛バッグ用のアイテムが販売されるほど一般的なカルチャーとして浸透しています。
痛バッグの種類
痛バッグの種類
痛バッグには様々な形状があり、使用シーンや好みにあわせて選べます。代表的なタイプは以下のとおりです。
- トートバッグ型
- リュックサック型
- ショルダーバッグ型
- ハンドバッグ型
それぞれの違いを詳しく見ていきましょう。
トートバッグ型
トートバッグ型は痛バッグのなかで定番とされているタイプです。表面全体に缶バッジを並べられ、透明ポケット付きならグッズを雨や汚れから守りながら飾ることができます。
また、素材やデザインの幅も広いため推し活だけでなく普段使いにも取り入れやすい点が魅力です。
リュックサック型
リュックサック型は両手が自由になるため、ライブやイベントなど長時間の外出時に便利です。アクティブに推し活を楽しみたい人や荷物が多い人に適しています。
近年は、リュックを裏返すと痛バッグだとわからなくなるデザインの商品も登場しており、TPOに応じた使い分けも可能です。
ショルダーバッグ型
斜め掛けで持てるショルダーバッグ型も両手を使いたい時に役立ちます。サイズ展開が豊富で、イベント用から日常用まで用途にあわせて選べる点が特徴です。
シンプルなデザインなら痛バッグに見えにくく、普段使いしやすい点も人気の理由です。
ハンドバッグ型
ハンドバッグ型は持ち運びがしやすく、小さなものから大きめのサイズまで幅広く展開されています。
特にバッグ全体が透明素材でできたクリアタイプは、缶バッジだけでなくぬいぐるみやフィギュアなど立体的なグッズの装飾にもおすすめです。推し活グッズを際立たせやすく、SNS映えを意識する人にも適しています。
痛バッグに使用する主なアイテム
痛バッグに使用する主なアイテム
痛バッグの魅力を引き立てるアイテムは実に多種多様です。一般的に使用されることの多いアイテムは以下のとおりです。
- 缶バッジ
- アクリルスタンド(アクスタ)
- ロゼット・バッグチャーム
それぞれ詳しく解説します。
缶バッジ
缶バッジは痛バッグの象徴ともいえる基本アイテムです。同じキャラクターやアーティストの缶バッジを大量に並べることで、推しへの熱い想いを表現できます。
公式グッズとして販売される他、SNSでの交換やフリマアプリでの取引も活発に行われています。長時間持ち歩く場合は缶バッジ専用のカバーを使用することで傷や汚れから保護できます。
アクリルスタンド(アクスタ)
アクリルスタンドはアクリル素材で作られた立体的なグッズで、近年では痛バッグに取り入れる推しグッズとしてトレンドになっています。立体感があるためキャラクターの存在感を一層際立たせることができ、レイアウトの工夫次第で多彩な表現を楽しめる点が魅力です。
アクリルスタンドを持ち歩く際はケースやカバーに入れておくことで汚れや破損のリスクを軽減できます。
アクリルスタンドについてより詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
その他の装飾アイテム(ロゼット・バッグチャーム)
痛バッグを華やかに演出するなら「ロゼット」を取り入れるのもおすすめです。ロゼットとは、リボンで装飾された勲章のような飾りのことです。缶バッジの周囲をプリーツ状のリボンで囲むことでロゼットの華やかさが加わり、特にお気に入りの缶バッジを目立たせられます。
また、「バッグチャーム」も個性を出すための定番アイテムのひとつです。持ち手や金具部分に取り付けられるキーホルダー型のアクセサリーで、推しキャラクターのミニフィギュアやイニシャルチャームなど様々な種類があります。より自分らしく推しへの愛を表現できます。
痛バッグの作り方とコツ
痛バッグの作り方とコツ
痛バッグ作りは推し活の醍醐味のひとつで、多くのファンが自分だけのオリジナルバッグ作りを楽しんでいます。基本の手順を理解すれば初心者でも取り組みやすく、工夫次第で個性的に仕上げることが可能です。
痛バッグ関連の商品・サービスで推し活市場への参入や販路拡大を目指す企業は、痛バッグの特徴や作り方のコツを理解しておくと良いでしょう。
以下では、痛バッグの基本的な作り方と美しく見せるためのコツを紹介します。
基本的な作り方の手順
まずは使用目的や持っているグッズの量を踏まえてバッグのサイズや形を選ぶことからはじめます。痛バッグ用の透明ポケット付きバッグなども販売されているため、自分に合ったものを選択しましょう。
次にメインとなるお気に入りの缶バッジやアクリルスタンドを配置し、その周囲に小物や推しカラー(推し色)にあわせた装飾を重ねていきます。
推しカラーについてより詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
美しく仕上げるコツ
缶バッジを並べる際は縦横と色彩のバランスを意識し、きれいに整列させると全体がまとまって見えます。テープで仮配置を行いながら全体のバランスを調整するといいでしょう。その他、推しカラーも意識することで統一感が生まれ完成度が高まります。
重量が気になる場合は、缶バッジの代わりにトレーディングカードやステッカーを活用することで軽量化が可能です。アクリルスタンドを使う場合は専用ケースで固定し、破損を防ぐ工夫をしましょう。
推し活EXPO
※推し活EXPOはライフスタイルWeekの構成展です。
ライフスタイル Week
【2025年】痛バッグのトレンド
【2025年】痛バッグのトレンド
2025年では、普段使いしやすい「サッチェル型」や「小型バッグ」が痛バッグのトレンドです。特にZ世代の推し活女子を中心に日常生活に取り入れやすいタイプが定番化しつつあります。
デザイン面では、ファッション性を意識した「くすみカラー」「ペールカラー」「パール系アクセサリー」が人気を集めています。
装飾アイテムは従来の缶バッジに加え、アクリルスタンドを活用するケースが増えています。透明ポケットや専用の固定具を使えば、奥行きのあるレイアウトが可能です。
また、少ないグッズでも華やかに見せられる「痛バシート」も登場しており、楽しみ方の幅がさらに広がっています。
近年広まる中国の痛バッグ「痛包」とは?
近年広まる中国の痛バッグ「痛包」とは?
中国では痛バッグが「痛包(トンバオ)」と呼ばれ注目を集めており、SNS上でもファンが自作した痛包の投稿が見受けられます。
中国の痛包は日本の痛バッグと同様にグッズを大量に使うケースもありますが、リボン・レース・パールを使ったガーリーで上品な装飾が施される傾向があります。また、缶バッジを控えめにし、アクリルスタンドやぬいぐるみを効果的に配置するスタイルも多く見られます。
ファッション性を重視する傾向が強く、推し活グッズでありながら日常のコーディネートになじみやすい点が痛包の特徴です。
痛バッグの仕入れ・販路拡大を検討するなら「推し活EXPO」へ
痛バッグの仕入れ・販路拡大を検討するなら「推し活EXPO」へ
推し活文化が広がり続けている現代において、痛バッグは人気を集めているアイテムのひとつです。痛バッグをはじめとした推し活グッズの仕入れ・販路拡大を検討している方は、ぜひ「推し活EXPO」へ足を運んでみてください。
「推し活EXPO」は推し活市場に特化した展示会であり、推し活ビジネスへの参入による新たな販路拡大を目指す企業にとってリード獲得や受注につながる貴重な機会です。
会場では推し活マーケティングの最新手法や関連サービスが数多く紹介されます。事前に来場登録をすれば無料で入場でき、効率的に業界の最新トレンドを学べるだけでなく、パートナー企業探しにもつながります。
また、推し活関連製品やサービスを提供する企業は出展者としての参加も可能で、自社製品の認知度向上・新規リード獲得・受注拡大の場としても活用可能です。
痛バッグを軸に推し活市場への参入を検討している方は、ぜひ「推し活EXPO」への来場をご検討ください。
推し活EXPO
※推し活EXPOはライフスタイルWeekの構成展です。
ライフスタイル Week
痛バッグで新たなビジネス機会を創出しよう
痛バッグで新たなビジネス機会を創出しよう
痛バッグは、推し活市場において欠かせない存在として定着しています。SNSとの相性が良くファンが自発的に拡散する力を持つ点から、企業にとって痛バッグを活用したファンエンゲージメント施策の重要性は増しています。
新たなビジネス機会を生み出すためには、最新の市場動向やファン心理を踏まえた製品・サービス開発のヒントを得ることが欠かせません。推し活市場への参入や販路拡大を考えている企業は、「推し活EXPO」にぜひご参加ください。
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